■第4回「矯正初心者のための実習コース」セミナー

 当社主催の矯正セミナーにおきましては、ブラケットの付け方など、初歩的な事から学びたいと言われる方が多数いらっしゃいますので、矯正治療が未経験の人のためのコースを開催する事になりました。

◆ごあいさつ

 矯正治療の臨床への導入には、勇気が必要です。
 誰でも失敗して、嫌な思いはしたくないものです。
 多くの歯科医師が、矯正のスペシャリストになれれば、売上げも上がるのにと考えていることでしょう。

 しかし、実際には多くの歯科医師が矯正治療導入に二の足を踏んだり、導入しても高いレベルまで達しないで挫折しています。
 この原因は何かと考えた時に、逃げる気持ちがあるか、ないかの違いではないかと思います。矯正治療なしでも経営が成り立てば、壁にぶち当たった時に「やっぱりストレスになるから、矯正治療はあまりしないようにしよう」と考えるか、矯正治療なしには今後の経営はやっていけないと考えて、「壁にぶち当たっても、何とか解決して、前に進むしかない」と考えるかの違いではないかと思います。

 分かり易く言いますと、矯正専門医が壁にぶち当たっても、自分にはこの道しか生活していく道はないと思えば、逃げようがないので、石にかじりついてでも、逃げないで前進していくことでしょう。逃げる道があるから、選択で迷ってしまうのです。

 そうは言っても、壁に突き当たって、患者様からクレームを言われたりすれば、誰でも傷つき、落ち込みます。落ち込まない人間の方が、どうかしているのです。
 そんな時、前進していくことはとても辛いです。誰しも引き返したくなるものです。
 そんな時は立ち止まってもいいので、そこの位置をキープしていることだけ考えればいいのです。
そこで耐えて頑張っていれば、時間と共に再びやる気も湧いてくるものです。

 一時的には、打ちひしがれることもありますが、トータルで見て、少しずつ前進していけばいいのです。
 新しい事を始める人と始めない人との違いは、危機感があるかないか、夢があるかないかの違いだけ なのです。
 どうせ、いつかはしなければならないのであれば、1日も早くスタートした人間が勝利者になれるのです。

◆簡単なことしか受け入れられない

 今、GPの中では、矯正治療のスタートとして、床矯正に人気があります。
 床矯正というテクニックは、知識的にはそんなに深い矯正知識が必要ないということでスタートしてはとても取りかかりやすい治療法なのです。
 床矯正治療はテクニック的には、すべての症例に適用できるわけではありませんが、簡単な症例を選んで使用すれば、誰でも矯正治療を始めやすいという点がGPに受け入れられる一番の要因でしょう。

 矯正治療というものは、GPにとってはとても大きな壁のようなものですが、着脱方式の床矯正は、スタートとしてはそのハードルは、とても低くなってくるのです。
 人間は新しいことをする際には、そう簡単にはスタートをきれるものではないのです。そのハードルを低くすることによって、リスクも低く感じて、思いきってスタートがきれるのです。
 当然、床矯正だけでは全ての症例はこなせませんので、ワイヤー矯正テクニックが必要なことには変わりありませんが、非抜歯、着脱方式、安い治療代ということで、床矯正はGPの歯医者としても導入しやすいのでしょう。

 初めて矯正治療に手をつけるドクターにとっては、「わかりやすい」「簡単」「誰でもできる」という点は、1歩目のハードルをクリアさせるには大切な事なのです。
 そういう点から、矯正治療のスタートとして、床矯正、前歯の矯正、MTMなどからのスタートが無難でしょう。

 そういう視点に立って、まずは0から1に進んでいただく為のセミナーとして、「矯正初心者の為の実習コース」セミナーを行う事にいたしました。

◆とにかくスタートを切ること

 ゼロから1にする方法と、1から10にする方法、10から100,1000にする方法では、手法が違って当然です。
 矯正治療をスタートする努力、矯正治療の引き出しを充実させる努力、自分の持っている矯正技術を患者様に受け入れてもらう努力と、それぞれの立場で求めるものが違ってきます。
 特に難しいのが、ゼロから1にする、スタートする為に努力する方法です。

 知識なし、実績なし、頼る人なしなど、ないないづくしのところからのスタートになる場合が多いものです。
 何もないところから、新たに何かを作っていくということは、どこから手をつけていいのか、途方にくれてしまうようなところがあるものなのです。
 どんな人でも、後から考えると、抜けていたなと感じることは必ず出てきます。
 しかし、それはスタートしたから感じられることなのです。
 その抜けていたと思えることは、スタートを切らなければ、永遠に気づくこともないのです。

 100点満点の船出を求めていたら、いつまでたっても船出できなくなってしまいます。70点、80点と思えれば思い切ってスタートを切りましょう。
 いや50点でもスタートを切りながら70点80点を目指せばいいのです。
 20点、30点ではスタート後がかなりきつくなってしまいますが、60点あるのであれば、後はスタート後にどうにでも挽回できるものです。

◆初めに先行投資ありき

 物事には初めに先行投資があって、その後に回収があるのです。
 それは誰もが、今までの人生を考えても、当然あてはまります。
 大学受験までに費やしたお金と時間があるから、貴方は今歯科医師として生きていけるのです。
 開業に際しても、何千万円という投資をして、十年以上もの間、ひたすら借金を返し続けて、10何年目に初めて、純粋な利益が出てくるのです。

 歯科治療にしても同じです。
 矯正の専門医の先生は、無給に近い状態で大学に残って、苦労して技術を習得されてから初めて、矯正医としてお金のもらえる立場になり、開業したり高給の勤務医になります。
 それを開業して、一般の治療ができるからといって、矯正治療を始めてからすぐに、大きな利益を出そうと考えるのは、無理があるでしょう。

 初めの数人〜数千人の患者様の治療費は、材料や器具をそろえたり、セミナーに出たり本を読んで、知識を蓄積していかなくてはなりません。
 お金も時間もとられて、ストレスもたまることでしょう。
 当然、しばらくの間は、投資に見合った回収はできません。
 こんなことなら、矯正治療はもう止めようか、という葛藤にあうことも少なくないでしょう。

 それが何人目かの患者様から、純粋な利益に変化してきます。
 よく勉強されたり、患者様が多い医院では、より早く利益を回収でき、矯正治療自体の楽しさも感じられるでしょう。
 運動にしても仕事にしても、楽しさを実感できるまでには、必ず苦労も伴います。
 多くの方がそこに到達するまでにあきらめて止めてしまうので、本当の喜び楽しみを知らずに、挫折感のみが残ってしまうのです。

 昔から言われていることわざに、「習うより慣れろ」ということわざがあります。
 とにかくたくさん治療して、自分の頭でたくさん考えている人には、必ず本当の実力がついてきます。
 技術の向上とともに、ストレスから楽しみに変化してきます。

 ランニングハイといって、走っているとある地点から、急にいい気分になってくることがあるように、あるレベルを超えると、オーソドンディックハイで、矯正治療がとても楽しくなってくるでしょう。
 ある地点まではメリットよりもデメリットの方が多いのは仕方のないことなのです。

◆去る患者様を受け入れる覚悟をする

 新しい治療に手をつける際に一番心配なのが、もしこの治療がうまくいかないで、患者様とトラブルになったり、悪いうわさがたってしまったら、今まで築いてきた信用が崩れてしまうということではないでしょうか。

 人は何かを得ることよりも、今までコツコツ作ってきたものを手離すことに、強い抵抗が出るものなのです。
 何かを得るということは、その時点ではまだ得ていないので、得たことはただの想像であって、得ている実感はないですが、すでに持っているものは長い間持ち続けているうちに、持っているのが当たり前になっていて、それを失うということが考えられなくて、失うことへの恐怖心のほうが強くなってしまうものなのです。

 特に保険治療だけで経営的に問題のない場合には、矯正治療を取り入れることによって、今までコツコツ築いた信用を失うことを心配してしまうものなのです。
 しかしよく考えれば分かるのですが、保険治療においてでさえ、全ての患者様を満足させていると自信を持っていける歯科医院は、殆どないのではないでしょうか。

 治療やサービスなどを気に入ってくれる人もいれば、何かに不満で他の歯科医院に転院することは、歯科医院を経営していくうえで避けることはできないのです。
 矯正治療を取り入れても取り入れなくても、悪いうわさが立つきっかけはいくらでもありますし、ある一定の患者様は必ず貴方のクリニックを去っていくのです。

 矯正治療を始める際に、予約的なこと、サービス的なこと、苦情など何らかの原因で患者様は一時的に減るかもしれない、いや減るだろうという覚悟をしておけば、例え本当に減ったとしても、心の準備さえできていれば、次への対策も考えることができますし、心配していたのに実際には患者様が減らなければ、ラッキーと思い一挙に上昇していけばいいのです。

 物事を考えるときには、最悪を受け入れる覚悟ができれば後は何も怖くないですし、実際には最悪のことなんて99%起こったりしないものなのです。
 人生は心の持ち方次第で、前向きにも後ろ向きのもなるのです。
 一歩踏み出すのを躊躇している間に、周りの歯医者は一歩踏み出してしまっているかもしれないのです。

◆今回の講義と実習内容の一部を紹介しますと

  1. ブラケットのポジショニングと装着
  2. ワイヤーの捲き方
  3. ブラケットの除去方法
  4. 矯正初心者が治療する場合の適応症と禁忌症
  5. 矯正初心者の為の治療説明と集客法

◆セミナー詳細・お申し込み

セミナー詳細

日時 2010年8月29日(日)13時30分〜16時30分
会場 東京都渋谷区周辺
会場は参加確定者に詳細をご連絡いたします。
受講料 31,500円
備考 定員  35名

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